マッピング11回目

久しぶりに人工内耳の話題です。

4月25日に11回目のマッピングに行ってきました。

駅からいつもんバスに乗ろうとしたら、バスがきません!
おっかしいなと思っていたら、近くにいた人が声をかけてくれたので、バスの時刻表を見てもらいました。
すると、これまで30分に1本あったバスが1時間に1本になっていました。
4月から変わったみたいです。
うっかりなにも調べていませんでした。
その人によると、最近運転手がいなくてバスの本数が減っているみたいです。
バスの運転手は神経も使うし大変なので、若い人はあまりなりたがらないというようなことをおっしゃっていました。
人手不足といわれていますが、バスの業界も深刻なのですね。
仕方がないのでいつもよりも30分遅いバスに乗ったのですが、予約時間に30分以上も遅刻してしまいました。
しかも、次の人がもう来ておられたみたいで、ちょっと困ったことになりました。
1年も行っていないといろいろなことが変わるので、ちゃんと調べて出かけないと駄目ですね。
でも何とか診察していただくことができました。

今回は、東京からメーカーの方が来られていて、人工内耳で困ったことがあれば相談してかまわないといわれたので、永年悩んでいたことを相談してみました。
それは、音源の方向が分からない問うことです。
補聴器と人工内耳の聞こえ方のバランスで、人工内耳は大きく聞こえるのですが、補聴器の耳の方は小さく聞こえるため、音の方向が分かりません。
音の方向を知ることは、特に視覚障碍者が道を歩いたり、音源の方向を知るうえでとても重要です。
私の場合右耳が人工内耳、左耳が補聴器のため、左右の音のバランスが悪く、音の方向をつかむことが難しいのです。
人工内耳は比較的小さな音でも拾うため、外を歩いているとき、車の音が聞こえるので車がいることはわかるのですが、それがどちらの方向なのか、そして自分から遠い位置の音なのか近くの位置の音なのかが分からないので、常に不安んを抱えながらを歩いています。
その課題を何とか解決する手段はないのかということを相談してみました。

これは、正直、難しい問題のようです。
それでも、補聴器の耳と人工内耳の耳の聞こえ方の測定をしてもらい、一つの提案をいただきました。
人工内耳は補聴器よりも本のわずか早く音が到達するそうです。
その差は約1/1000秒ぐらいという、本当に微妙な差です。
しかしその差があることで、脳が音の方向をつかみにくくしているのではないか、ということなのです。
そこで、人工内耳の方で、「音の到達速度を補聴器に合わせる」という設定をしていただきました。

余談ですが、人工内耳はコンピュータで設定をするのですが、そこがチェックボックスになっているみたいです。
メーカーの人が、「『音の到達を補聴器に合わせる』のチェックを付けて」といっておられるのが聞こえました。

なにもなければ、次回はまた1年後に行く予定です。
交通機関も調べてから出かけないといけないですね。