■富山県内35市町村のホームページ評価/視覚バリアフリー関係


県広報はテキストデータで閲覧できます。県広報のページへ


この評価は、視覚障害当事者である九曜さんが調査。住みたい富山研究所の谷口が協力して実施しました。
統一的な基準があるわけではなく、九曜さんがお使いの読みあげソフト(ホームページリーダー)による実地調査です。実際には誤りも多々あると思われますが、当事者である九曜さんがいかに快適にウェブページにアクセスできるかという視点を大切にいたしました。
調査h13.1.11、補足調査h13.1.27

【期待したいこと】
視覚バリアフリーホームページ作成手法の普及。
同時に、ユニバーサルデザインとしてのホームページ作成手法の普及。
(視覚バリアフリーホームページは健常者にとってもやさしいホームページです)

【調査項目】
以下の5項目です。

(1) 画像が使用されている場合、ALTによるコメントや別テキストが付加されているか。テキストの配置は快適か。
(2) クリッカブルマップの場合、代替テキストが付加されているか。
(3) フレームを使用している場合、適切な処理がなされているか。
(4) 広報が読めるかどうか。
(5) その他。ジャバスクリプトやショックウェーブ、PDF(広報以外)等、音声ブラウザーでアクセスするのに支障があるものはないか。

○マル:支障がない
△サンカク:多少問題
×バツ:かなり問題
−:使用されていないようだ

富山県内35市町村へのリンク
市町村 (1)altコメント (2)マップ対応

(3)フレーム対応

(4)広報 (5)その他
富山市 △サンカク ×バツ ×バツ(pdfファイル使用)  
高岡市 △サンカク ×バツ ×バツ(pdfファイル使用) △サンカク (検索にジャバスクリプト使用)
新湊市 △サンカク ×バツ 見当たらず  
魚津市 ○マル 見当たらず  
氷見市 △サンカク 見当たらず  
滑川市 ○マル 見当たらず △サンカク (PDFがあるようだ)
×バツ(タイトルが英語)
黒部市 ○マル ○マル ○マル 見当たらず ショックウェーブがあるようだが問題なし
×バツ(タイトルが英語)
砺波市 △サンカク ×バツ 見当たらず △サンカク (申請書にPDF使用)
小矢部市 ○マル △サンカク ×バツ(pdfファイル使用)  
大沢野町 △サンカク 見当たらず  
大山町 △サンカク △サンカク 見当たらず  
上市町 ○マル 見当たらず △サンカク (ジャバスクリプトがあり、ここが多少問題と思われる)
立山町 △サンカク ×バツ 見当たらず △サンカク (テキスト部に余分なスペースがあり、読み上げがおかしくなる部分がある)
宇奈月町 △サンカク ×バツ 見当たらず  
入善町 ○マル △サンカク △サンカク ○マル  
朝日町 ○マル ×バツ(pdfファイル使用)  
八尾町 △サンカク ×バツ(pdfファイル使用)  
婦中町 ×バツ △サンカク △サンカク ×バツ(pdfファイル使用)  
小杉町 ×バツ ×バツ 見当たらず ショックウェーブがあるが問題なし
大門町 △サンカク ×バツ ×バツ(pdfファイル使用)  
大島町 △サンカク 見当たらず ×バツ (ジャバスクリプト未対応ブラウザーではページ自体見ることができない。 また、ページタイトルがないページがあるのが気になる。)
×バツ(タイトルわかりにくい)
城端町 ×バツ ×バツ ○マル 見当たらず  
庄川町 ○マル △サンカク ×バツ(pdfファイル使用) ショックウェーブがあるが入れる
井波町 ○マル ×バツ 見当たらず ×バツ (ジャバスクリプト未対応ブラウザーでは閲覧不可能)
福野町 ○マル ×バツ ×バツ(pdfファイル使用)  
福光町 ○マル ×バツ 見当たらず △サンカク (テキスト部のスペースが問題)
福岡町 △サンカク ×バツ 見当たらず  
舟橋村 △サンカク 見当たらず  
山田村 △サンカク ×バツ 見当たらず △サンカク (テキスト部のスペースが問題)
細入村 ×バツ ×バツ ×バツ 見当たらず △サンカク (ジャバスクリプトが多少問題)
下村 ○マル ○マル 見当たらず ショックウェーブがあるが問題なし
平村 ○マル ×バツ ×バツ(pdfファイル使用)  
上平村 △サンカク ×バツ 見当たらず ×バツ(タイトルわかりにくい)
利賀村 ○マル 見当たらず △サンカク (テキスト部の余分なスペースが問題)
井口村 △サンカク ×バツ 見当たらず  

【九曜さんのコメント】

トップページを中心としましたが、それではもの足りずその他のページについても多少調査しました。 (トップページはよくても、そのなかは問題というのも結構ありました)

●調査5項目の詳細-----
(1)の画像の代替えテキスト、及び(2)のマップについてですが、完璧なものは見当たりませんでした。トップページはよくても読み進んでいくうちにどこか問題となる点が必ず発見されました。よってそのなかでも通常読むうえで特に支障がないと思われる程度であれば○マル、多少問題だと思われれば△サンカク、かなり問題だと思われれば×バツを付けました。画像にリンクが設定されている場合は特に配慮してほしい。
(3)のフレームについては、noframesエレメントがあるか、またフレームで呼び出されている各HTMLファイルのTITLE属性によりページの内容が判断しやすいかどうかを確認しました。なお黒部市と城端町以外、noframesエレメントがあるペー ジはなかったように思います。トップページがフレームでなくても、他のページでフレームが使用されていればそれを調査しましたが、全部は確認できていませんので見落としがある可能性があります。noframesエレメントの作成が負担の場合は、フレームに少なくともタイトルを作成してほしい。
(4)の広報ですが、活字が読めない我々にとっては重要なものです。なお、ページ内に広報があるのかどうか分からないものや、ページ全体が広報のようなものなどありましたので、これは見当たらずとしました。pdfファイルのものはリーダーで読めないので×バツとしました。広報を支障なく読めたのは入善町だけでした。
(5)についてですが、まずショックウェーブについては、これが使用されている場合でもプラグイン未対応のページが用意されており、これは評価できました。しかしながら、大島町と井波町のトップページではプラグインの有無を判断するのにジャバスクリプトを利用して行っており、ジャバスクリプト未対応ブラウザーではページを閲覧することすらできない状態でした。
以上ですが、どこも完璧なページはなく、非常にランク付けが困難な状態でした。

■ 自治体に望むホームページ作成時のポイント ■

(1) 毎月の広報をホームページで公表する。pdfファイルではなくhtmlファイルで公表する。
(2) 画像を使用する場合、altオプションにより代替テキストを付加する。(特にリンクが設定されている画像)
(3) タイトルをつける。英語ではなく日本語のタイトルをつける。
(4) テーブル表を作成する場合、シンプルな表にする。
(5) フレームを使用する場合、適切なタイトルを付加する。
(6) クリッカブルマップを使用する場合、サーバーサイドイメージマップは使用せずなるべくクライアントサイドイメージマップにし、代替テキストを付加する。

上記作成時のポイントは、障害者だけでなく、健常者にとっても利便性が高まります。
ユニバーサルデザインの普及のために、民間企業や個人の方も留意いただければ嬉しいです。

【今後の活動】

・富山県内35市町村のホームページについて、継続的に調査する。(年に1回程度)
・富山県の各課のホームページについて、新規に調査する。
・視覚バリアフリーホームページの作成手法の普及。
(特に学校のホームページ作成授業での採用啓発。単なるホームページ作成ではなく福祉ナレッジ教育としてホームページの作成を位置づけてもらう)

【視覚バリアフリーホームページ作成のために参考となるページ】

バリアフリーWebデザインガイド
ZSPC/Webコンテンツ アクセシビリティ・ガイドライン 1.0
IBM/バリアフリーの扉(チェックフリーソフトあり)


《調査》
九曜弘次郎さん
http://www.sf-dream.com/
kojiro.kuyo@nifty.com

《web&サポートボランティア》
谷口新一
住みたい富山研究所
http://www.exe.ne.jp/~npp/