始めようDTM 第12回 MIDIデータを作ってみよう(3) 九曜 弘次郎  こんにちは。  突然ですが、Windows画面読み上げソフトウェアの「アウトスポークン」 が発 売されましたね。私もデモ版ですが送ってもらってためしています。  それで「レコンポーザ for Windows95」を使ってみましたところ、何となく使 えそうな感じです。今回紹介するエディット画面の数値入力の部分は普通にカー ソルキーを使って移動したときには読み上げないものの、アウトスポークンコマ ンドを使用してテンキーでマウスを移動したときには数値部分を読み上げます し、 MIDI音源をコントロールするスペシャルコントローラの部分も読み上げま す。  またトラックエクスクルーシブ画面でもエディット画面と同様、カーソルキー を動かしたときにはうまく読みませんが、アウトスポークンコマンドを使えば読 みます。  まだアウトスポークンもWin版のレコンポーザも慣れていないのであまり使い こなせてはいないのですが、本当にすばらしいですね。 もしWin版でのMIDIデー タ製作環境が整えば、 USB MIDIインターフェースボードや、SC-8850のパソコン とのUSB接続も可能になりますし、 ノートパソコンにソフトウェアシンセサイザ ーを入れて、モバイルで音楽製作もできるようになります。  う〜ん、 これは欲しいぞ!!ただアンサンブルがKGSのピンディスプレイに対 応していないのがちょっと気に入らないですね。 ちなみに私はBN40Aユーザーで す!!ですから是非BN40A対応をお願いします。 ってこんなところに書いても駄 目ですね!!  さて、前回はMIDIキーボードなどからのリアルタイムレコーディングについて 説明しました。今回は音符のデータをパソコンのキーボードを使用して一つ一つ 入力をする「ステップライト」について説明します。  ところで先月号で、一部キーの名称が[Rollup]のところが[Rolldown]になって いたところがありました。大変失礼いたしました。 ■ ステップライトによるデータ入力 ■  MIDIキーボード等を演奏し、 それを直接録音するものを 「リアルタイムライ ト」あるいは「リアルタイムレコーディング」などと呼びます。これに対して、 音符のデータを一つ一つ入力する手法を「ステップライト」あるいは「ステップ レコーディング」などといいます。リアルタイムライトの場合は鍵盤などが弾け る方にはそのまま録音できるのでいいのですが、反面演奏ができない方にとって は入力が困難です。そう言う方にお勧めなのがステップライトです。これを使え ば、音符データを入力することでパソコンが自動的に演奏をしてくれますので、 今まで楽器をやったことのない方でも比較的簡単に音楽製作ができます。  通常晴眼者の場合は、画面に現れている音符をマウスで選択して貼り付けてい くという方法が一般的です。楽譜が読めなくても楽譜を図形として見なし、楽譜 に書かれているものと同じ図形?(音符)をそのまま画面の上に貼り付けていけ ばいいので、初心者の方でもすぐに入力ができます。  しかし視覚障害者の場合、図形的なグラフィカルなものは音声で読み上げるこ とはできません。そこで音野高さ、長さ、強さなどといった音符の要素を数値と して入力します。  少し難しそうで、またあるていど音符に関する知識が必用ですが、あるていど 音楽をやっている方であれば比較的容易にこの数値入力を拾得することができる と思います。 また数値入力になれるとデータ入力が速く行えるため、 晴眼者の 方、特にプロのカラオケデータ制作者の方のようにデータ入力を速く行わなけれ ばならない方などは、 軽くて軽快なDOS版のレコンポーザを使用している方が多 くおられるようです。  ここでは、レコンポーザでの数値入力の方法について解説していきたいと思い ます。  実際の操作法の説明をするまえに、まずは以下のデータをみてください。 ------------------------------------------------------------------------ MEAS STEP:NOTE K# ST GT VEL 1 1:C4 60 480 450 100 1 2:D4 62 480 450 100 1 3:E4 64 480 450 100 1 4:F4 65 480 450 100 1 5:------ 1920 -------- 2 1:G4 67 480 450 100 2 2:A4 69 480 450 100 2 3:B4 71 480 450 100 2 4:C5 72 480 450 100 2 5:------ 1920 -------- ------------------------------------------------------------------------  上のデータがなんだか分かりますか?  実はこれ、レコンポーザ3.0で4部音符の「どれみふぁそらしど」 と入力した ときの例なのです!!始めてみる方は「なんだこれ、数字とアルファベットばっ かり!!」と思われるかもしれません。順番に解説していきます。  実はこれは表になっているのです。横にそれぞれ項目が、時間軸を縦にとって あります。少し例を見てみましょう。 ------------------------------------------------------------------------ MEAS STEP:NOTE K# ST GT VEL 1 1:C4 60 480 450 100 ------------------------------------------------------------------------  上に項目の名称が書かれています。その項目とは、 MEAS・STEP:・NOTE・K#・ ST・GT・VELです。  そして下の行 ------------------------------------------------------------------------ 1 1:C4 60 480 450 100 ------------------------------------------------------------------------  これは最初の「ど」の音野要素を表したものです。  少し変な言い方ですが、この音はMEASが1、STEPが1、NOTEがC4、K#が60、STが 480、GTが450、VELが100ということです。  これじゃあなんのことかさっぱり分かりませんね!!NOTEとかSTとかVELとは なんなんだ!!今は分からなくて大丈夫です。順番に説明していきます。  まずは1番左のMEAS。これは現在何小節目かということを表しています。これ はデータを入力していくとレコンポーザが自動的に付けてくれるもので、我々は 変更することはできません。何小節目のデータかを参照するためのものです。  つぎにSTEP。これは現在の小節で、何ステップ目かを表しています。例えば1 小節目に四つの音符が並んでいたとします。すると一つ目の音符がSTEP1、 二つ 目の音符がSTEP2となります。 これは何拍目というのとはまた違います。これも レコンポーザが自動的につけてくれるものです。  さてつぎからはいよいよ我々が入力するデータになります。  NOTE。これは音の高さを表します。つまりピアノで言えばどの鍵盤を抑えたの かということです。上記の例で1番はじめの音は「C4」となっていました。レコ ンポーザでは音名を英語表記で表します。以下のようになります。 ------------------------------------------------------------------------ ど C れ D み E ふぁ F そ G ら A し B ------------------------------------------------------------------------  そしてその横にある「4」 という数字ですが、 これは音列を表しています。 「C4」 はちょうど真ん中のどで、 ピアノで言えば鍵がかかるところにあたりま す。これより1オクターブ高いどが「C5」となります。C4より1オクターブ低い どが「C3」です。  (注)MMLではC4と書くと4部音符のどとなりますが、それとは異なります。  さてつぎにK#。 これも音の高さを表していて、 実はNOTEと連動しています。 MIDIではそれぞれの音に対して番号が振られています。ちょうどピアノの鍵盤一 つ一つに番号が付けられているような感じだと思っていただければ分かりやすい と思います。  さて番号の付け方はどうなっているかと言いますと、さきほどのC4(4オクタ ーブ目のど)は60となっています。一応これが基準値だと思っていただければ いいでしょう。そしてこれより半音上がる(つまり鍵盤を右に行く)ごとに数字 が1ずつ大きくなり、逆に半音低くなる(つまり鍵盤を左に行く)ごとに数字が 1ずつ小さくなります。少し例を挙げて説明しましょう。  C#4(4オクターブ目のどのシャープ)は61です。  D4(4オクターブ目のれ)は62です。  C5(5オクターブ目のど)は72です。通常の音階は黒鍵も含めますと12音 階になりますので、C4は60、それに12をプラスして72となります。  B3(3オクターブ目のし)は59です。  A3(3オクターブ目のら)は57です。  C3(3オクターブ目のど)は48です。C4の60から12を引くと答えが出ま す。  このような感じで、音の高さを数字で表すことができます。なおレコンポーザ ではNOTEを入力すると自動的にK#がつきます。またK#の値を変更するとNOTEも変 更されます。どちらかお好きな方で入力してください。  それではつぎに進みます。  つぎはST。これは「STEP TIME(ステップタイム)」の略で、 音符の長さを表 します。(本当は少し違いますがとりあえずそう思っていただいて問題ないと思 います。) 上記の例ではSTが全て480になっていました。 なおレコンポーザ Ver2.5F以前のものをお使いの方は4部音符は48で表します。 これはTIMEBASE (タイムベース)が異なるためです。タイムベースとは4部音符をいくつとして 表すかという意味で、数字が大きいほど細かな音楽評限が可能になります。レコ ンポーザでは2.5F以前のものはこのタイムベースが48としてありましたが、 2.5G移行では480(変更可能)で表せるようになりました。つまりよりきめ細 かな音楽評限が可能になったわけです。  本連載ではレコンポーザ3.0を対照としていますので、 以下タイムベースを 480として話を進めさせていただきます。2.5F以前のものをお使いの方は、今 から説明をするSTの値、それからそのあとに説明をするGTの値を10分の1にし てお読みください。  さて4部音符は480と分かりました。では他の音符はどうするのでしょう? まずは全音符から見てみましょう。  4分の4拍子の曲の場合、4部音符が四つで全音符になります。つまり4部音 符の4倍の長さということです。ですから数字で表すときも480の4倍、つま り全音符は1920ということになります。  ここまで分かれば、他の音符も計算は簡単です。  2部音符は全音符の2分の1、 つまり半分の長さですね。 ですから全音符 1920の半分の数字と言うことで960になります。  4部音符はさきほど説明したとおり480です。  8部音符は全音符1920の8分の1で240になります。  16部音符は全音符1920の16分の1で120、 32部音符は全音符 1920の32分の1、16部音符120の半分で60となります。  では付点音符はどうなるかといいますと、付点がつく音符はその音符の長さ+ その音符の半分の長さです。 ですから例えば付点4部音符は、 4部音符が 480、4部音符の半分が240ですから、480+240で720で表すこと になります。  このようにして、基準になる音符を定め、入力しようとしている音符が基準音 符の長さのどのぐらいなのかを計算することで求めることができるわけです。  それではつぎに進みます。  つぎはGT。これは「GATE TIME(ゲートタイム)」の略で、 音野長さを表しま す。 音の長さというのは、 例えば音を延ばして滑らかに演奏するのか(レガー ト)、音を短く切って歯切れ良く演奏するのか(スタッカート)というようなこ とを指定します。  さきほどの例ではST値が480に対して、GT値が450でした。GTは数字が大 きいほど音が長く演奏され、STに近づくほど音が滑らかになります。ただしSTの 値よりGTの値が大きくなるとつぎの音が同じ音だった場合は音が繋がり、違う音 野場合は重なりますので、通常はSTよりGTは小さく設定します。上記の例では割 と滑らかな感じで演奏されるようになっています。  上記の例のGTの値を240ぐらいに小さく書き替えると音は短くスタッカート な感じになります。  なおタイなどでつぎの音と繋げたいような場合はGTの値をSTの値より1以上大 きくします。STとGTの値が同じ場合は音が切れます。  (例)C4の音を2小節延ばす場合 ------------------------------------------------------------------------ MEAS STEP:NOTE K# ST GT VEL 1 1:C4 60 1920 1921 *100 1 2:------ 1920 -------- 2 1:C4 60 1920 1900 100 2 2:------ 1920 -------- ------------------------------------------------------------------------  このようにSTよりGTの値を大きくすると、GTの後に*マークがつき、 そのあと の音と繋がります。  さてつぎに進みます。つぎはVEL。これは「VELOCITY(ベロシティー)」 のこ とで、音の強さを表します。音の強さとは、ピアノで言えばどのぐらいの強さで 鍵盤を抑えたか、ギターで言えばどのぐらいの強さで弦を弾いたかということで す。  VELは0〜127の128段階で表し、 数字が大きくなるほど音は強くなりま す。0が最小(鍵盤を抑えない状態)で、127が最大の大きさということにな ります。  上記の例ではとりあえず適当に100としてありますので、比較的強く鍵盤を 抑えたことになっています。ちなみに100とした理由は特にありません!!単 に切りがいい数字だったからです。(笑)  さて以上で項目の説明は終わりです。どうですか?おわかりになられましたで しょうか。  それでは今からレコンポーザを実際に操作して、 データを入力してみましょ う。ここでは1番最初の例で示した4部音符で「どれみふぁそらしど」と入力し てみます。「習うより慣れろ」でやっていくうちに少しずつ分かっていただける のではないかと思います。  ではレコンポーザを起動して「MAIN COMMAND」にしてください。ここで[F3]キ ーを押しエディット画面を呼び出します。 するとトラックの選択画面になりま す。 ここではどのトラックのデータをエディットするのかを決めます。[上下矢 印]キーでエディットしたいトラックを選択します。 通常最初は1トラック目に カーソルがあるはずです。ここでは1トラック目をエディットすることにします のでこのまま[リターン]キーを押してください。  するとさきほど説明した曲のエディット画面が開きます。通常最初は1小節目 の1ステップ目のNOTEをエディットするところにカーソルがあるはずです。  それではデータを入力してみましょう。 キーボードから[C4]と入力します。 (アルファベットの[C]キーを押し、続けて数字の[4]キーを押す。)  入力が終わりましたら[右矢印]キーを押します。NOTEにC4が確定され、同時に 音声で「STなになに」と読み上げられ、カーソルはSTの入力位置に移動します。  「あれ、K#は?」と思われたかもしれませんが、先程述べましたようにNOTEが 入力されると自動的にK#が決まります。 よってカーソルはSTに移動するわけで す。K#に移動して変更したい場合は、カーソルがSTにある状態で[左矢印]キーを 1回押とK#に移動し変更することができます。  さてここではSTを入力します。キーボードから[48]と入力してください。  「あれ?480じゃなかったの?」 と思われたあなた!!よく気付かれましたね。 実はさきほど書きましたように 2.5F以前のバージョンでは4部音符は48になっていました。そこで以前のレコ ンポーザからバージョンアップしたユーザーが混乱しないようにと、 ST/GTに入 力した値は自動的に10倍されるようになっているのです。このモードを「10 倍ST/GTモード」と呼びます。  しかし、入力した数値と表示が異なるのでは逆に混乱するという方もいらっし ゃると思います。 そのような方のためにこの10倍ST/GTモードを解除する方法 が用意されています。 これは非常に簡単で、 エディット画面で[; (セミコロ ン)]のキーを1回押してください。 これで入力した数値と同じ値で入力される ようになります。10倍ST/GTモードに戻したいときはもう1ど[;]キーを押して ください。  以下ここでは入力する数値と表示が異なっていると混乱するという意味から、 10倍ST/GTモードを解除した状態で話を進めさせていただきます。  さてSTの入力は終わりましたか?…10倍ST/GTモードを解除した状態では [480]と入力します。入力が終わりましたら[右矢印]キーを押します。 カーソル がGTの入力位置に移ります。  それではつぎにGTを入れましょう。キーボードから[450]と入力します。 入力 が終わりましたら[右矢印]キーを押します。 カーソルはVELの入力位置に移動し ます。  ではVELを入れましょう。ここでは[100]と入力します。入力が終わりましたら [右矢印]キーを押します。  さて、これで最初の「ど」の音の入力は終わりです。そして現在カーソルは1 小節目の2ステップ目のNOTEの入力位置、つまりつぎの行の先頭に移動している はずです。  ではつぎの音も入力しましょう。つぎは「れ」です。キーボードから[D4]と入 力します。入力が終わりましたら…、こんどは[リターン]キーを押しちゃいまし ょう!!カーソルは1小節目の3ステップ目のNOTEの位置にあるはずです。  さて、今はST、GT、VELの入力を省略してしまいました。 レコンポーザでは入 力を省略したデータについてはまえのステップのものがそのままコピーされるこ とになっています。つまりまえのステップの同じものは省略できると言うことで す。もちろんさきほど入れたように全部入力してもかまいません。ここではでき るだけ楽をしようということです。(笑)  ではどんどん入れましょう。つぎは「み」です。 キーボードから[E]と入れま す。そして[リターン]です。  ここではオクターブを表す数字まで省略してしまいました。もっとなまくらを したわけです。(笑)  ではつぎは「ふぁ」です。 キーボードから[F]と入力し[リターン]キーを押し ます。  さてこれで1小節目の入力が終わりました。ところで最初の例ではこのあとに 以下のような行があったと思います。 1 5:------ 1920 --------  これはなんでしょうか。 1小節目と2小節目の間に付いていますね。 これは 「小節線」と言います。一般に楽譜を書く場合と同じで、レコンポーザでも1小 節ごとに小節線を入れておくと、あとで分かりやすくなります。  さて、この小節線の入力法ですが、これを入れるにはキーボードの[*(アスタ リスク]を入力します。小節線が入力され、 カーソルは2小節目の1ステップ目 に移動します。  ところで小節線のところに「1920」という数字が入っているのがおわかりいた だけると思います。そしてこれは表のSTの位置に入っています。この数字は1小 節目のトータルのステップタイムの数を表しています。つまり1小節目は4部音 符である480を4ステップ入力しました。よって1小節目の全ステップタイム 数は1920ということにわなります。これはレコンポーザが自動的に計算して 付けてくれますので、ユーザーは意識する必用はありません。  さて2小節目に移ります。表示を確認していただければおわかりかと思います が、小節線を入力すると、つぎの行からは自動的にMEASの部分の数が一つ増加し ます。  2小節目ではファンクションキーによる音符の長さの入力を試してみることに しましょう。「そ」を入れますので[G]と入れます。 あとのデータはまえのもの がコピーされるので入れる必用はありませんが、ここではとりあえず4部音符で ある[F5(ファンクションキーの5]キーを押します。すると自動的にカーソルは つぎのステップに移動します。  このようにファンクションキーで音符の種類を指定することもできます。ファ ンクションキーと音符の対応については後述します。  さてどんどん入れましょう。つぎは「ら」です。[A]と入れます。 つぎに[F5] キーを押します。  つぎは「し」です。[B]と入れ[F5]キーを押します。  つぎに「ど」です。ここでは[C5]と入れます。ここではぜったいにオクターブ を示す[5]は必用です。 なぜならまえの小節は4オクターブ目の音だからです。 もし[5]を入れ忘れると4オクターブ目のどになってしまい、 突然音が低くなっ てしまいます!!さて入れましたら[F5]キーを押します。  では最後に2小節目の終わりということで小節線を入れましょう。 [*]キーを 押します。  さて、お疲れさまでした。これでさきほど示した例の「どれみふぁそらしど」 の入力は終わりです。  では早速聞いてみましょう。[ESC]キーを2回ほど押して「MAIN COMMAND」 に します。ここで[F2]キーを押して再生します。  どうですか?ちゃんと入っていましたでしょうか。  では、さきほど後述すると書きましたファンクションキーと音符の対応につい て示しておきます。 ------------------------------------------------------------------------ F1:全音符 F2:付点2部音符 F3:2部音符 F4:付点4部音符 F5:4部音符 F6:付点8部音符 F7:8部音符 F8:付点16部音符 F9:16部音符 F10:付点32部音符 ------------------------------------------------------------------------  なおSHIFT+ファンクションキーでは、設定により連符か休符かが変わります。  以下に設定手順を書いておきます。  (1)まず「MAIN COMMAND」の状態にします。  (2)[F9]を押し「INSTALL COMMAND」にします。  (3)[F4]を押し「SYSTEM」を選択します。  (4)[下矢印]キーを2回押して「f・KEY REST MODE」を選択します。 ここ が 「OFF」になっている場合は、SHIFT+ファンクションキーは連符として機能し ます。「ON」の場合は休符として機能します。  (5)[LOLLUP]キーでONに、[LOLLDOWN]キーでOFFになりますので、 お好みの モードを選択し[リターン]キーを押します。「MAIN COMMAND」に戻ります。  (6)設定を保存するため[F9]キーを押し、続けて[F10]キーを押し、[Y]キー を押します。  以上で設定が保存され、次回起動時からも設定したものが有効になります。  いかがでしたでしょうか。DTMの打ち込み関連の解説書などにはよく 「ステッ プタイムをずらして」とか「ゲートタイムを工夫しましょう」などといった用語 が出てくることがあります。ですから今回解説した事柄は、MIDIを扱っていくう えで大変重要なことです。音符を数値に変換するというのは、なれるまで大変か もしれません。是非いろいろデータを入力したり修正したりしながら、慣れてい ってください。  では今回はこのへんにしたいと思います。次回もお楽しみに!! ======================================================================== E-MAIL:kojiro.kuyo@nifty.ne.jp http://member.nifty.ne.jp/KUYO/ ========================================================================